怪我をした時の応急処置

準備運動もストレッチもしっかりやったし大丈夫…それでも不運にも怪我をしてしまった!
そんな怪我をした直後は慌ててしまうことも多いかと思います。
そういった場合の応急処置の基本にRICE処置というものがあります。

Rest(安静)
Ice(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)

以上の4つの処置の頭文字を取ったものを『RICE処置』と呼び損傷した部位からの余計な出血と腫れを防ぐためのとても重要な処置になります。


Rest(安静)
怪我をしたらまずは動かさないこと!
突き指なども決して引っ張らず冷やすものや固定するものが無い場合は手などで優しく患部を包むように圧迫しても効果的です。


ICE(冷却)
基本は氷嚢などを患部に当てその上からタオル、包帯などで15~20分程圧迫固定します。
コールドスプレーなども効果的ですが深部の冷却止血には不向きです。
湿布には消炎鎮痛効果はありますが冷やす効果はほぼありません。
重症の場合はむしろ熱を篭らせることもありますので湿布の上から冷やすなど工夫が必要です。


Compression(圧迫)
受傷直後のテーピングは他に固定具が無い場合など止むを得ない場合を除いては避けた方が良いです、受傷後の皮膚は炎症によって毛細血管が拡がり熱を持っているため普段より皮膚が傷つきやすい状態になっています、そのような状態でのテーピングは患部に余計なストレスを与えかねません。
応急処置では包帯あるいは三角巾、タオルなど着脱が容易な固定具が良いでしょう。


Elevation(挙上)
受傷直後~翌々日にかけてはなるべく心臓より上に患部が来るような姿勢を保ちます。



以上がRICE処置についてですがどうでしょう?
万が一怪我をしてしまっても以上の処置がしっかりと出来ていれば怪我の痛みや治療期間を最小限に抑えることが出来ると思います。

そして応急処置後は軽い痛みであっても接骨院や整形外科などの診察を受けるようにしましょう、受傷直後から6時間までの時間は『損傷治癒のゴールデンタイム』とも呼ばれ、この時間内での応急処置~初期治療がその後の経過に大きな影響を与えることもあります。
応急処置はあくまでも応急処置と捉えその後の初期治療もしっかりと行いましょう。


暖かくなり身体を動かす機会も多くなると思います、怪我無く楽しい毎日を送りましょう☆

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