寝ているときに足がよくつるのですが…

寝ているときによく足がつるのですが予防など出来ないものでしょうか?

寝ているときの足のつりは本当に辛いものです、足のつりの原因は大きく二つに分けられます。

  • 運動不足や体質による下半身の冷え、むくみ

  • 『ふくらはぎは第二の心臓』とよく言われます。
    ふくらはぎの筋肉には下半身の血液や水分を上に送り出すポンプの役割があり、座り仕事や運動不足などでふくらはぎの筋肉が弱るとそういったポンプの力も弱ってしまい、足つりの原因である冷え、むくみを招いてしまいます。
    また筋肉には身体を温める機能と『冷えると熱を出そうとして収縮する』という機能があるため、冷えている足はつりやすい状態にあるといえます(プールで起きるこむら返りもその一つです)

    予防法としては…
    ストレッチやトレーニングでふくらはぎの筋肉を動かすこと

    壁から少し離れて立ち、足を肩幅に開き寄りかかるように壁に手を付きます。

    その状態から…

    トレーニング(1)
    重いものを押すように壁を押しながらつま先立ちでグッと10~20秒間踏んばる
    フッと力を抜きカカトを降ろす(その際、ふくらはぎをグーッと伸ばすと効果的)

    トレーニング(2)
    床にカカトを着いた状態からグッと爪先立ちになる(その姿勢で10秒~20秒キープ)
    つま先立ちの姿勢からゆっくりとカカトを床に降ろす
    以上を3~5回ほど行ってください。

    出来れば筋トレを…と言いたいところですがお時間の無い方も多いと思います。
    夜寝る前などに足首を持ってぐるぐると回すだけでもふくらはぎの筋肉に効果アリです。
    欲を言えば股関節もお腹に近づけぐるぐると回すと足全体の血流も良くなって冷えの改善にも繋がります。

      内くるぶしの後ろや内くるぶしから指3本分上のスネに親指を当てて
      外と内に20~30回程度、足首の力を抜いて回します



    それも無理?ありゃりゃーしょうがないですねー(〃´・ω・`)ゞ
    仕事中に靴の中でつま先を反らしたり足の指をもぞもぞするだけでも効果アリです、お試しあれ!

  • 足の使い過ぎや過度の飲酒による水分、ミネラル不足

  • 筋肉が正しく伸びたり縮んだりするためには水分とミネラル(カルシウムやカリウム)が必要です。
    運動などで水分やミネラルを失った筋肉はちょっとした刺激でも収縮してしまったり、なかなか思い通りに力が抜けてくれない、といった誤作動を起しやすくなってしまいます。
    また過度の飲酒はアルコールの分解に多くの水分を必要とするため、深酒をした日なども足のつりに注意が必要ですし、暑い日に長く外出をして汗を掻いた際なども注意が必要です。

    予防法としては…

  • こまめな水分とミネラル補給
  • 果物や野菜などを摂る
  • 果物や野菜全般、特にバナナにはカリウムが多く含まれると言われています。
    そういう点から見ると不規則、アンバランスな食生活も足のつりの原因になり得ると言えるでしょう。

  • つってしまった時の対処法

  • それでも就寝中につってしまった場合、起きれるようであれば起きてしまいましょう。
    アキレス腱のところにふくらはぎの筋肉がつらないように命令を送る装置があるのですが寝た姿勢やつま先が伸びた姿勢ではその装置が上手く働きません。
    寝たまま無理に伸ばそうとしたりそのままにしてしまうと筋肉を傷めてしまう恐れがあります。
    大変でも起き上がってご自身の体重でふくらはぎをゆっくり伸ばしましょう。

    如何でしょう?冷房による足元の冷えや水分不足によって意外と夏は足のつりやすい季節と言えます、よく足のつる方は熱中症対策も兼ねて水分補給など気を付けてみるのもいいかもしれませんよ(^-^)b

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です